ちょっとした「ひと手間」で美味しく…「しょうゆ洗い」
わたしは、むかし2年ほど料理教室に通っていたことがあります。
そこはいわゆる京都の「おばんざい」を教えてくれる教室でした。
「おばんざい」とは、京都の家庭で日常的に食べられている
「おかず」のことです。
「おあげを炊いたん」とか「サワラの西京焼」とか、
「壬生菜のごまあえ」、「ずいきの酢の物」などなど…。
和食のちょっとしたお料理全般を、
京都人は「おばんざい」と読んでいるようです。
そのお料理教室は、初心者から丁寧に教えてくれました。
20代?40代の女性2?6人くらいで、
毎回決められたメニューを共同で作ってゆきます。
メニューは毎回「献立」になっていました。
メインのおかず・副菜が1?2種・汁物・デザート。
だいたいこれくらいの品数を、みんなで調理してゆきます。
その時々によって、「旬の食材」を使います。
また、月に一度くらいは
「技術を身につける」ことも教えてくれました。
具体的には「イカのさばき方」や、
「サバの三枚おろし」みたいなものです。
わたしは、一人暮らしが長いので、
ちょちょっとした、手軽にできる料理は、
たいがいは自分で作れます。
ただ、どうしても「簡単」に作るクセがついていて、
ついつい「手間」をはぶいて調理していました。
でも、料理教室に通って、
そんな「ひと手間」が、味を大きく左右するんだと言うことが
よくわかった気がします。
和食の定番「ほうれん草のごまあえ」を、
教えてもらったことがありました。
ほうれん草のごまあえなんて、簡単な料理だし、
教えてもらわなくても…と思っていたのですが、
以外と知らないことがあるんだなあ…と思いました。
それは「しょうゆ洗い」です。
これは、ほうれん草を湯がいて、水気を絞ったあと、
そのまますぐにごまを入れて味付けするのではなく、
少しだけしょうゆを入れてしばらく置き、
さらに軽く水気を絞る方法です。
このひと手間で、余分な水分を絞り出すことが出来て、
ごまあえが水っぽくならずに、
美味しく出来上がります。